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レーザー加工: できること・必要な準備や注意点

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レーザー加工機は、切断・彫刻など出来ることの範囲が広いため、DIYする人には利用しやすい機材だと思います。一方で使用方法を誤ると、発火や怪我、失明などの危険があります。私が学習したレーザー加工でできること・加工可能な材料・必要な準備・注意点をまとめてみました。

目次

レーザー加工機で、出来ること

切断できる

(材料:プラスティック・木材・ゴム・紙・布・段ボール・コルク・皮など)※厚みに制限あり

文字やロゴ、イラストなどの彫刻ができる

(材料:上記材料および、金属・石材・ガラス・セラミックなど)

レーザーカット例

彫刻例

レーザー加工を失敗しないための必要な準備と調整

STEP
注意事項の確認

※主な注意事項は後述。

※くどいようですが、使用方法を誤ると、発火や怪我、失明などの危険があるので、安全には最大限注意。

STEP
IllustratorやPhotoshopなどのソフトで加工データの作成

ベクターデータとラスターデータの形式の違いで、結果が異なるので、目的にあったデータ作成をする。

STEP
大まかな材料の加工条件は調べれば存在するが、端材などを使い、トライ&エラーで最適な加工スピードとレーザーパワー・加工回数を調整する。
STEP
必要に応じて、加工データの手直しを行う

焦げが強い場合は、薄めの色に変更するなど。色にも気をつけよう。

以前コルクコースターに黒色のイカをレーザー刻印した際、レーザーパワーやスピードをいくら調整しても焦げが強かったため、加工データのイカの色を薄いグレーに変更したところ、イメージ通りの色合いに仕上がった。

レーザー加工時、注意すること

・素材に塩化とあれば、使わない

 【例】塩ビ板・塩ビパイプ・塩ビシートなど

 【理由】人体に有毒なガスが発生する。また金属部品に錆が発生し、レーザー加工機の寿命を縮める。

・鏡や鏡面加工のものは、使わない

 【理由】レーザーが反射して故障の原因になる。機械に穴があいた例・失明・怪我の可能性がある。

・強燃性の材料は使わない

 【例】火薬・強発火性のもの(スプレー缶・バッテリー・塗料など)

・フッ素が含まれる材料は使わない。

 【例】テープやゴムシートの成分に含まれていないか注意

 【理由】有毒なガスが発生する。

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