『ベクターデータでよくある勘違い』をきっかけに、『レーザーヘッドの動き』を元に『ベクターとラスターの違い』について再度学習した内容を、備忘録としてまとめてみました。言葉では分かっていても、実際に加工をしてみないと理解できないこともあったと痛感しています。この記事が同じように困っている方への参考になれば、嬉しいです。
目次
今回の機材・ソフト
- 使用機材:FABOOL Laser CO2(CO2レーザー加工機)
- 使用ソフト: SmartDIYs Creator
- データ作成ソフト: Illustrator
ベクターデータでよくある勘違い
『ベクターデータでよくある勘違い』をした。それは、『Illustratorで作る際に線幅の太さを変え、ベクター形式で書き出せば、レーザー加工時に線が太く・細くなる』という勘違いだ。
実際は、ベクター加工では『レーザーはパスに沿って設定したパラメータ通りに出力されます』。そのため、加工データをIllustratorで作る際に線幅を変えて見かけ上の太さを変えても、レーザー加工時に太くも細くも加工されません。
レーザーヘッドの動き
スクロールできます
ベクター加工 | ラスター加工 | |
---|---|---|
連続してレーザー照射しながら、 パスに沿って動く | 左右に動きながら、 1ピクセルずつスポット照射 (上から下へ1ラインずつ加工) | |
線 加工イメージ | ||
図形(塗りつぶし)の 加工イメージ |
まとめ・感想
- 言葉では分かっていても、実際に加工をしてみないと理解できないこともあったと痛感した。
- ベクターとラスター、それぞれのレーザーヘッドの動きについて、やっと分かった気がする。
レーザー加工:ベクターとラスターの違い
画像形式(ベクターとラスター)は、それぞれ違う特徴を持つため、レーザー加工内容により最適の形式を選ぶ必要があります。しかし、その違いが私には分かりづらく形式…